白癬菌は、体の至る所に付着し感染していく真菌の一種です。
これに感染すると皮膚がかなりの痒みをおびて、白くなりぼろぼろと浮き上がってきます。
一度感染してしまうと、なかなか治りにくく悪化や長期化になることもあります。
とくに、頭部白癬は、痒みがあり白いかすのような、まるでふけのようなものが落ちてきますので、なかなか白癬菌によるものと気づかずに悪化していく場合があります。
少しでも白癬菌を疑われたら、まずは皮膚科を受診することをお勧めします。
皮膚科では、簡単な検査で頭部白癬かどうかがわかります。
まずは、白癬菌に感染していると思われる部分の皮膚を少量はがしとります。
この際に浮いた皮膚を採取するだけなので痛みはありませんので心配はいりません。
その後、採集した皮膚を、顕微鏡用のスライドグラスに乗せ、カセイカリ溶液に浸し白癬菌の有無を調べます。
これが、白癬菌の検査として一番メジャーな検査「カセイカリ検査法」です。
簡単にでき、なおかつ正確な検査結果がでるため、ほとんどの病院で使用されている検査方法といってもいいでしょう。
白癬菌の治療は早めの検査が鍵となってくるわけです。
早期検査、早期治療を心がければ、早く治療することが出来ます。
ただし、爪白癬は爪がすべて生え変わるまでの長い期間飲み薬を飲み続けなければいけません。
しかし、長い治療期間が必要になるからこそ、早めの検査が必要となってきます。
「カセイカリ検査法」は、痛みもなく簡単に時間もかけずに出来る検査で、なおかつ検査結果も正確なものです。
こじらせてからでは、治りが遅く、また症状も深刻化してしまいますので、早めに検査してその検査結果にあった治療をされることをお勧めします。