白癬とは白癬菌が体のどこかに感染してかかる感染症です。有名なものでは、水虫が白癬の一種です。水虫に罹ったことがある方は身にしみて分かると思われますが、白癬は治りにくく、やっかいな感染症です。
白癬を治療するには、自分の症状が白癬と認識しなければなりません。症状の多くはかゆみを伴い、円形の赤い炎症ができます。円内部は炎症がそれほどひどくないのが特徴です。
自分の症状が白癬ではないか、という場合は、皮膚科に行ってみるのが治療への近道でしょう。皮膚科では、見た目の症状がどれほど白癬としか思えなくても、患部を削り、顕微鏡での検査が行われます。
この検査によって、白癬菌が確認されると、白癬と断定されます。
治療に使う薬には、塗り薬と飲み薬があります。塗り薬は患部に塗るものです。ですがそれゆえ、塗り忘れ、塗り残し、などがあり、また、爪の中に入り込んだ爪水虫などにはあまり効果がありません。飲み薬は体の内部から、白癬菌を退治していきます。飲み合わせなどがありますが、飲み薬も白癬の有効な治療薬です。
信頼できる皮膚科医に薬を処方してもらったら、あとは自分でできるだけ菌を繁殖させないよう、気をつけなければなりません。白癬菌とはカビの一種です。そのため、高温多湿を好む性質があります。患部をこのような状態にさらすのはできるだけ避けるようにしましょう。
また、体や身の回りのものに少しでも菌が残っていると、症状がなくなったように見えても、再感染の恐れがあります。完治したと思った時点から、しばらくは治療を続けましょう。
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