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白癬

白癬について、症状や治療法などを解説しています。

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幼児の白癬

幼児の白癬というと、昔は頭部白癬(シラクモ)、体部白癬(ゼニタムシ)が多かったようです。これは昔の子供は一年中サンダルであったり、靴を履いていてもブカブカだったりで、大人に多い足白癬(水虫)にかかりにくかったのかもしれません。
しかし現在、子供の足白癬、すなわち水虫は右肩上がりに増加しているようです。
白癬は白癬菌というカビによる感染症であるため、幼児が白癬菌にどこで感染するのか、ということになりますが、ほとんどの場合、両親のどちらか、または両方から白癬菌が伝染しています。
症状の診断も、基本的な治療も、大人と同じものが行われます。患部から皮膚の欠片を削り取り、顕微鏡などで白癬菌が発見されれば、断定できます。また、塗り薬なども同じものが使われます。
ただ、幼児の場合は患部のかゆみを我慢できず、掻きむしることがあります。また、塗り薬の違和感を嫌がって、薬のついた患部をどこかにこすりつけたりします。
このようなことを防ぐために、保護者は工夫することが必要です。病院などでは、足白癬に塗り薬を塗った後,、靴下を履かせる、という工夫を勧めることがあります。靴下を履くのは、乾燥させる、という白癬の基本治療に反していますが、幼児にとっては靴下を履いていることで、薬の違和感を感じにくいようです。
そして、なによりも大事なのは両親が真剣に白癬の治療をするということです。これは子供に白癬菌を伝染させないことも大きいですが、子供が両親の姿を見て、自分の白癬にも真剣に取り組もう、と感じてもらうことも大きいのです。
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