足白癬とは、足に白癬が起こったものです。白癬とは、白癬菌による感染症を指します。一般的には足白癬は水虫と呼ばれることが多いようです。
白癬菌はカビの一種です。したがって高温多湿を好みます。つい最近まで、足白癬は男性に多く見られる症状でした。これは仕事場で、通気性のない靴を、長時間履いていたことが原因とあげられるでしょう。ですが、最近はファッションの変遷により、女性が季節を問わず、ブーツなど、足が蒸れやすい靴を履くことが多くなりました。このため、女性にも足白癬の症状を訴える方が増えてきました。
足白癬には様々な薬が市販されており、かなり効果の高いものもあるようです。特に女性では水虫を恥ずかしがり、皮膚科を避け、市販薬を選ぶ方も多いようです。しかし、足白癬の治療では、症状が確かに足白癬である、と皮膚科医に診断してもらい、症状にあった薬を処方してもらうのが治癒への近道です。
足白癬ではないか、と疑われる症状は、大きく三つあります。指の間など、蒸れやすいところが赤くただれたり、ふやけたようになる。小さな水ぶくれができたり、皮の一部分がはがれる。足の裏などの皮膚が硬く厚くなり、ボロボロ皮がはがれたり、ひび割れを起こす。
前者二つの症状には激しいかゆみを伴います。後者にはかゆみがないことが多く、見逃されがちです。
足白癬は治りにくく、治療が長期にわたることが多い感染症です。心当たりのある方は早めに治療を始めましょう。
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