白癬菌は真菌です。真菌とはカビのことです。カビはなにかをえさにして菌を繁殖させます。
繁殖させた結果、水虫などになることになります。
白癬菌のえさとはなんでしょう。この疑問にシンプルに答えるとすると、皮膚の角質層にある、ケラチンというタンパク質になります。爪白癬などでは、爪の硬ケラチンを酵素で溶かしながら増殖していきます。
しかし、原因因子としてのえさという見方をすれば、もっといろいろなえさがあります。
まず、白癬菌は高温多湿を好みます。また、換気の悪いところも好みます。基本はカビですので、容易に連想できるかと思います。
また、白癬菌は皮膚に付着しても、24時間以内に石けんなどで洗い流すことによって、皮膚から除去できます。一方、真菌の感染者は垢や、爪の破片、分泌物などで、周りに白癬菌をばらまく可能性があります。この患部から落ちた白癬菌は数週間、感染力を保つといわれています。
ですので、不規則な生活であまり足を定期的に洗わない、また、洗っても雑に洗う人、そして、革靴やブーツなど、通気性が悪く、蒸れやすく、そして高温になりやすい靴を履いている人、そういう人の足は白癬菌にとって大好物のえさといえます。
公衆浴場などでは、どこに白癬菌がいるかわかりません。公衆浴場などにそういう足を持ち込むのは危険かもしれません。
自分の足を白癬菌のえさにしないためには、足を洗えなくても、消毒用のアルコールなどを含ませた脱脂綿で足の汚れを定期的にぬぐい去るなど、別の予防法が必要になります。
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