頭部白癬とは、別名シラクモと呼ばれるもので、白癬という真菌が原因で起こる皮膚疾患です。
あまり聞きなれなくて、想像しにくいかもしれませんが、ようは水虫と同じ菌が原因で発症します。
感染する患部が違うだけで、同じ菌が元となります。
頭部白癬菌に感染すると、患部は赤く腫れ上がったり、皮膚がはがれてしまうために、ふけが大量に止まらなくなります。
やはり、水虫と同じ菌なので痒みもあり、毛髪も抜けやすくなります。
ふけが増えたり痒みが増したり脱毛したりなどと、症状的にはバリエーションがありますが、素人目にはなかなか白癬菌に感染していると判断がつきません。
たんにふけが増えたとか、シャンプーの際にきちんと洗えていなかったのではなどと考えがちですが、この考えが頭部白癬の悪化する原因となります。
深刻に考えずにいつか治るだろうと放置して、症状が悪化しがちですが、もし思い当たる症状があれば一刻も早く皮膚科に行き、治療を始めることです。
皮膚科では、簡単に顕微鏡検査で頭部白癬かどうかがわかります。
早めの検査と、治療が鍵となってくるわけです。
こじらせてからでは、治りが遅く、また症状も深刻化してしまいます。
特に頭部白癬は、大人よりも子供がかかりやすい病気のため、なかなか症状を把握できず、放置してしまい、かきむしり患部が化膿したり、脱毛範囲が広がったりと、症状が悪化しがちです。
疑わしければ、早めの検査と治療をお勧めします。
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