白癬、と言われても、または見ても、なんだろう? と思われる方が多いと思います。
白癬とは感染症の一つで、その中で足白癬が一番有名だろうと思われます。
足白癬は一般的に水虫と呼ばれます。水虫と言われれば実感がわきやすいのではないでしょうか。
ですので、白癬が感染するのであれば、水虫は感染する、とも言えるわけです。
実際、同じ家庭であったり、同じ寮だったり、肌につけたり、肌に触れるものを共有する場所では、感染が起こりやすいと言えます。感染者が患部をある場所にこすりつけたりして、白癬の原因である白癬菌を含む垢などがその場所に付着し、無菌者がそれを皮膚につけることによって、感染は起こります。
白癬の症例は足が一番多いため、足ばかりが注目されがちですが、白癬菌は角質層のケラチンを栄養にして増殖するカビであるため、体の皮膚全てが感染対象と思って間違いありません。
このように恐ろしいイメージがある白癬ですが、予防はごくごく当たり前のことをしていれば大丈夫です。その予防法とは、毎日お風呂に入って体を洗う、というものです。皮膚に感染していない白癬菌は石けんなどできちんと洗うことで取り除くことができます。
白癬菌が皮膚に感染するには、丸一日かかると言われます。ですので、たとえ皮膚に白癬菌が付着しても、清潔にしていれば白癬に感染することはあまりないと言えるわけです。
例外としては、皮膚に傷などがあると、白癬菌の感染力が強まります。白癬に感染しやすい皮膚状況で、近くに感染者がいる場合は、より体を清潔にし、感染者とマットやスリッパ、体重計などは共有するのは避けた方がよいでしょう。
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