白癬とは、足の水虫に代表される、白癬菌による感染症を指します。
白癬は、症状が進行していくため、どの程度の症状で治療を始めるかで、治療期間は大きく異なります。
一般的に、ごく初期の白癬でも、数ヶ月の治療期間が必要と言われています。これは、例え白癬が完治したように見えても、身の回りのものに付いた白癬菌を含む垢などが原因となり、再発する可能性が高いからです。
爪白癬になると二年以上の治療期間が必要と言われることもあります。
爪白癬は、その多くが足白癬(水虫)から症状が悪化したものです。白癬菌が爪の中に入り込み、爪が変色したり、表面の光沢がなくなり、デコボコとしたり、爪が変形したりすることもあります。
爪白癬の治療には内服薬が使われます。外用薬では菌まで有効成分が届かず、効果がないからです。
足白癬から、爪白癬になった場合、足白癬が治ったとしても、爪白癬が完治するまで治療を継続しなければなりません。体に他の白癬ができている場合も同様で、体の全ての白癬が完治するまで治療は行われなければなりません。
体に白癬がある限り、そこからの老廃物などから、完治した場所が再び白癬に感染する可能性があります。
また、身近な人に白癬をうつす可能性もあります。白癬の治療は根気強く、粘り強く続けていかなければなりません。
患部から剥がれ落ちたりした白癬菌は数週間、感染力を保ち続けるといわれています。そのため、体中の白癬が完治した、と感じても一ヶ月以上は治療を続けたほうがよいでしょう。
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