爪白癬の切り方は普通のつめの状態と違い、分厚く変形したり、ぼろぼろはがれてきたりして、通常のつめきりとは異なります。
なかなか切りにくく、自分で切るにも、他人が切るにも技術が必要です。
とくに、お年寄りの方を介護されているご家族の方は爪白癬をどのように切ればいいかわからない方も少なくありません。
正しい爪白癬の切り方をここでご紹介しましょう。
爪白癬で分厚く変形した爪の切り方は、普通の爪とは異なり巻き爪などにもなりやすくなっており、爪きりにも注意が必要です。
もし巻き爪になっている場合は、専用の爪きりニッパーなどを使用します。
ニッパーの刃先を入れ真横に少しづつ切るようにします。
指の腹で、皮膚を抑えながら切ると多少切りやすくなります。
角は最後に整えるようにします。
爪白癬の爪は弱く、ぼろぼろはがれてくる可能性があります。
切る時は指の腹で、押さえながら注意して切ってください。
なお大勢の人の間で、この専用ニッパーを使いまわすのは危険です。
感染が広まっていく恐れがあります。
きちんと殺菌消毒をしないと感染者が拡大します。
爪白癬がひどい厚みのある爪などには、エメリーボードで削る方がおすすめです。
さらにエメリーボードは、使い捨て出来ますので、衛生面でも安心ですね。
もし、間違った爪白癬の切り方をしてしまうと、よけいにぼろぼろと零れ落ちてきてしまい、化膿することや悪化してしまいがちです。
放置しておくと、爪白癬によって起こった巻爪が痛くなり、やはり正しいケアが、悪化させないもっとも一番なのです。